戸塚区老人クラブ連合会の会長を務める 岩崎 幸雄さん 平戸町在住 78歳
まだまだこれから
○…戸塚区内に117ある老人クラブは、地区によって活動内容も規模も違う。その老人クラブ連合会の会長に昨年就任した。区老連は再来年で50周年を迎える。「記念の機関誌や式典の準備を少しずつ始めないと。まだ先の話なんだけどね」と早くも意欲を見せる。
○…生まれも育ちも平戸町。自身も平戸町長寿クラブに60歳から加入。公園でグラウンドゴルフやペタンクなどのスポーツを行うほか、地域の小学生の登下校の見守りなども続けている。さらに地区の連合町内会、地区社協、町内会の会長も兼任。所属している老人クラブの最高齢は103歳。78歳でもまだまだ若い。とは言え、毎日毎日、各方面の活動で忙しいため、体調管理にも気を使っている。「やっぱり健康のためにはスポーツしたり、外に出たりしないと」日々の老人クラブの活動の成果も出ているようだ。
○…中学卒業後、すぐに実家の農家を継いだ。今ではなかなか時間も取れず、本格的に畑仕事はできていない。「やっている暇がないから。菊を育てたりするくらいで無趣味だよ」と冗談っぽく笑う。現在、妻との二人暮らし。離れて暮らす孫とはなかなか会えない。「一番年上の孫には『早く結婚したら』って言ってるんだけどね」。ひいおじいちゃんになれる日を心待ちにしている様子。
○…市では、年々会員やクラブの数が減少傾向にあるが、戸塚区は今年、新たなクラブも設立され、会員数も少しだが増加し7212人になった。クラブ活性化や次世代会員の勧誘のため、60歳以下の入会も受け付けているのだという。だが、定年が65歳に延びたこともあり、働きながらの参加が難しく会員数は伸び悩んでいる。時々しか出てこられない人や初めての人でも参加しやすい居場所づくりが必要だと考える。「とにかくみんなで楽しくやっていくのが一番いいんじゃないかな」。78歳、人生まだまだこれからだ。
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4月18日