戸塚区・泉区 コラム
公開日:2026.04.16
第124話 とつか歴史探訪~馬頭観音碑~
馬頭観音は多くの石仏が存在しますが、馬頭の名称から身近な生活の中の「馬」と結びつけられ民間信仰では馬の守護仏として祀られ、更には馬のみにあらずあらゆる畜生類を救う観音ともされてきました。
馬や家畜とともに生活をしてきた日本人の生き物への感謝と慈しむ心、そんな思いやりが像に込められているのでしょうか。戸塚区内には40近くの石碑が存在しますが"馬頭尊"や"馬頭観世音"などと彫られた文字塔が多く、街道の難所などにも供養のためか置かれているのを見ることが出来ます。
原宿交差点を大船方面に向かった途中の小雀バス停近くにある石仏群は近年整備され、堂のなかにまとめられていますが、寛政7年(1795)に建立されたとされる六地蔵と共に、馬頭観音が三基祀られています。
このうち二基は文字塔ですが、残る一基は嘉永4年(1851)建立とあり「福村馬頭観音」の文字の下に馬の絵がはっきりと線で彫られていることが確認できる大変珍しい形をしています。福村とは、この小雀の地を江戸時代に代々務め殿様と呼ばれた旗本杉浦家の乗馬であったとも伝えられています。どこの家でも馬を飼っており馬頭観世音への信仰が深かったことがうかがえます。近くにある小雀の多くの人が檀家とされる燈明寺には、慶長16年(1611)の杉浦氏の位牌があります。
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