公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)の女子U-14トップエンデバーに選ばれた 山下 詩織さん 市立名瀬中学校 2年生
自分見つめ、仲間を信じる
○…9月に選抜された。「信じられなかった。名前を何度も確かめた」と当時の心境を話す。選ばれるのは全国の中学2年生、約30人。トップエンデバーはJBAが取り組む選手育成事業の一つだ。9月21日から23日に行われた練習会では、レベルの高さを体感した。「追いつけるように必死だった。一つひとつの技を、何のためにやるのか考えて動いた」。自身にとって貴重な体験となった。
○…小学2年生のとき、兄の影響でミニバスケットボールから始めた。長身を生かし、川上北ブルーデビルスではセンターとして活躍。昨年3月にチームは全国出場を果たした。「小学生のときは、上手な選手の後ろに付いて動いていました」と振り返る。中学校に進学してからも身長は伸び続け、現在180cm。「当たられてもファウルをもらえるくらい、下半身を強くしたい。それから落ち着いてシュートを打てるように―」。自分の弱点も冷静に分析している。
○…今年8月からは部活動のキャプテンとして、12人のメンバーも引っ張る。顧問曰く「仲間思いのキャプテン」。普段の笑顔から一転、練習中は厳しい表情になることも。プレッシャーに負けてしまいそうになるとき、支えてくれるのはチームメートだという。「皆で励まし合う。存在は大きい」。仲間に対して怒ってしまうときもあるが、「自分の失敗を認めながらも、頼ってもらえるようなキャプテンになりたい。皆を信じてプレーしたい」と切々と語る。県大会で上位に入ることが、チームの目標だ。
○…たまの休日は友達と映画を観たり、遊んだり。「皆とはっちゃけています」と中学生らしい表情も見せるが、バスケ以外の趣味はと聞かれると「何だろう…」と悩むほど。目先の目標は来年もU―15に入ること、そして昨年に引き続き、県代表のジュニアオールスターに選ばれること―。多くの目標に向け、故障にも負けず、日々練習を重ねる。
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4月18日