「美しすぎる女子野球選手」として話題となり2月から区内の企業チームに入部した 加藤 優さん GOOD・JOB女子硬式野球部 25歳
女子野球の発展を願う
○…県内唯一の女子硬式野球企業チーム(汲沢)に今季から所属。昨年から助っ人として参加し、10月に行われた全日本女子野球クラブ選手権大会には3番センターで出場。14チーム中3位の成績に貢献した。高校生の頃から、「美しすぎる女子野球選手」などと取り沙汰され、今回の加入も注目が高まる。「昨年はチーム創設1年目だったが、それを感じさせないチームワークが好成績につながった。入ったからには勝利に貢献したい」と力強く話す。
○…秦野市出身で、野球を始めたのは5歳の頃。一度野球から離れたこともあったが、「物心ついた時から野球漬け。自然と辞める選択肢は消えていた」と高校生ながら県外の企業チームへ。20歳でプロチームへ入団し、外野手としてベストナインも受賞した。しかし、一つの企業が球団を全て保有する女子プロ野球リーグの現状に疑問を覚え、一昨年退団を決意。日本野球機構などに一人改善を求めたが、「結局一人では変えることはできなかった」と悔しさをにじませる。現在は、「野球」との関わり方、人生についてを模索する毎日だ。
○…KPOPが好きで、最近はNiziUにハマっている。コロナ禍でキャンプが新しく趣味に加わり、家族と楽しむほか1人で行くことも。昨年から始めたYouTubeのチャンネルでは、野球好き女子タレントや男子選手との交流の様子が上げられている。
○…年齢的にはまだ若いが、プロ時代にケガを負ったことを踏まえ選手生命があまり長くないことを痛感。一方で、父が設立した中学生チームを例に挙げ、次の世代に期待を寄せる。「女子野球は年々、人口が増えレベルも上がっている。いつかは男子のようなプロリーグができてほしい」
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