お口の健康塾 Vol.6 口腔乾燥の違和感について
「口の中がピリピリ痛い」「食べ物の味が違う」「口腔内の灼熱感」といった訴えをされる方がいます。これは、いわゆる“舌痛症”“バーニングマウス症候群”と呼ばれるものです。“症候群”なので症状から原因を探す必要があります。
口腔乾燥が原因になっている場合は基礎疾患を確認し、保湿や粘膜保護を考える必要があります。同時に口腔内にカビが増殖していないか検査も行います(1)。口腔内に増殖するカビの多くはカンジダ真菌で、元来人間の粘膜にいて当たり前の微生物です。しかし口腔乾燥や免疫力の低下により数が増え、粘膜につらい症状を現します。
舌痛症の診断には全身の検査が必要な場合がありますので(2)、歯科医師だけでなく、かかりつけの先生に相談するとよいでしょう。
【参考:(1)山近重生他:口腔カンジダに及ぼす唾液分泌機能低下の影響:歯薬療法2010 (2)池田稔他:舌痛症の機序とその対応:耳展2008】
当院ではお一人での外出が困難な方を対象に、訪問歯科診療を行っております。むし歯や歯周病、差し歯、入れ歯、摂食嚥下機能評価(内視鏡検査)をご自宅で行っております。まずはご相談ください。
原宿わたなべ歯科診療所
戸塚区原宿3-8-6二八五番館1階
045-443-5519
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