3月に原宿地域ケアプラザでイベントを行うよこはまアレルギーラボの代表を務める 武田 幸光さん 東俣野町在勤 51歳
アレルギーから子を守る
○…アレルギーを持つ子の親などが自身の経験をもとに、悩みを抱える人を支援する「よこはまアレルギーラボ」。7年前に、アレルギーやシックハウス症候群など生活環境が原因の健康問題に対し助言を行うアドバイザー資格を取得。その際、資格試験の運営法人から、各自で活動していたアドバイザーのまとめ役として抜擢され団体を設立。「実費でさまざまなところに出向くメンバーたちに心打たれ、活動の支援を始めました」
○…20歳で父が社長の建設会社に就職し、土木工事の現場監督などを務めた。10年経った頃、建築部門を立ち上げ、責任者に。「土木と家を建てたり直したりする建築は全く別もの。未経験の分野で先輩たちに負けない強みを探していました。そこで出会ったのが空気環境を改善できると言われる炭の塗料」。商材を宣伝するために始めたアドバイザーやアレルギーを持つ人との交流が現在の活動につながった。
○…地域の課題を見つけ、その改善に取り組む「地域貢献ラボ」の一員としても活動。同じ思いを持つ仲間を続々と集め、昨年には会社の敷地内に手作りのドッグランを設置し、近隣住民に開放した。「普段からなじみを持ってもらい災害時など助け合える関係性を目指しています」と高い志を持つ。
○…公共施設でのイベント開催は今回が初。「アレルギーラボを知ってもらい、悩みや不安を共有していければ」。創設以来少しずつ活動の幅を広げ、今後は学校などとアレルギーを持つ子や家族の間を取り持つ役割も目指しているという。「牛乳アレルギーのある子はたった一滴の拭き残しで、命の危険にさらされる恐れも。だからこそ親は常に不安。学校にも保護者にも寄り添える存在になりたい」
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4月18日