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戸塚区・泉区 意見広告

公開日:2023.07.20

県政報告 129
水害対策強化に終わり無し
神奈川県議会議員 北井宏昭

 豪雨災害の増加傾向は、ご承知の通りです。

 私が初当選したH15年、最初の本会議の質問は、境川・柏尾川など都市河川の水害対策の強化でした。当時の安全基準=1時間あたりの降雨量50ミリ対応では不十分であり、対策を強化する必要性を知事に認識させ、そして現在は時間雨量60ミリに対応する河川整備を進めております。

 そんな中、金井公園の下流側へ現在整備中なのが金井第二遊水地です。この遊水地を新規整備させるための県議会・建設常任委員会での質疑はH19年度にスタート。当時私からは「治水事業は莫大な予算が必要であるが、上部をグラウンドにしてスポーツ環境拡大との一石二鳥になれば」という旨を提言。その後事業化し、具体的に動き出しました。もう16年も前の話しです。

 しかし完成は、まだまだ先のR16年度以降の予定で、取っ掛かりから25年以上も要します。お金も時間も掛かるのです。

さらに、この遊水地は大船駅方面への対策で、戸塚区側への効果は限定的。先月の戸塚区議員団会議で私は、戸塚を守るには戸塚駅より上流域側に遊水地用地を確保する必要性を訴えました。

次世代への治水を

 すでに柏尾川の河道拡大は限界レベルゆえに、支流を含めた河川に接する遊水地が必要。しかし近年、戸塚駅から上流域の適地は次々と民間が取得し、積極的な用地確保が課題です。地下に大規模な雨水貯留施設や雨水管路の整備も行われておりますが、遊水地と比較すると、整備費用が膨大で、さらに高額な維持費用も発生します。今後を見据え、効率的な対策を講じて参ります。

北井宏昭

戸塚区戸塚町3870‐1

TEL:045-871-5454

http://www.kitai-hiroaki.jp

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