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戸塚区・泉区 スポーツ

公開日:2024.01.04

「魔法の左足」永遠に
戸塚区出身 中村俊輔さんが引退試合

  • 後半、コーナーキックを蹴る中村さん

  • 深園の広瀬理事長

 「魔法の左足」永遠に--。

 2022年シーズン限りで現役生活に別れを告げたサッカー元日本代表・中村俊輔さん(現横浜FCトップチームコーチ)の引退試合が12月17日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われた。

 試合は横浜FCで共にプレーした選手が中心の「YOKOHAMA FC FRIENDS」と、日本代表のチームメイトら「J-DREAMS」が対戦する形で行われ、元日本代表の川口能活さんや久保竜彦さん、遠藤保仁選手、長友佑都選手ら豪華な面々が集結した。

 中村さんはフリーキックなど両チームで3点ずつを挙げる大活躍。「プロ初出場、初ゴールも三ツ沢。切っても切れないとても大切な場所で最後にプレーができてうれしく思います」と話し、三ツ沢のピッチで仲間たちに胴上げされた。

 桐光学園時代の冬の全国選手権大会で準優勝し注目を集め、横浜マリノス(当時)でプロサッカー選手としての第一歩を記した中村さん。欧州リーグでの活躍後、2010年に横浜F・マリノスに復帰。その後、17年にジュビロ磐田に移籍、19年に横浜FCに加入し22年に現役引退した。

深園SCとの絆

 戸塚区出身の俊輔さん。地元の横浜深園SCでサッカーを始めた。同チームで現在理事長を務める広瀬雄之さんは、幼稚園から一緒にプレーをしてきた旧友だ。2人は小学校時代、要となるミッドフィルダーを担当した。俊輔さんは当時から図抜けた運動神経の持ち主だったが、誰よりも練習に熱を入れる努力家でもあったという。

 引退試合前に会ったとき、足を痛そうにしていたので心配したと言うが「まったく感じさせないプレーで、最後の最後までストイックな俊輔だった。指導者として『新たな俊輔』を育ててほしい。僕も頑張る」と広瀬理事長は笑顔を見せた。

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