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町田 社会

公開日:2026.05.28

町田市待機児童 過去5年で最多に 前年+50で90人

  • 過去5年で最多に (写真1)

  • 過去5年で最多に (写真2)

 町田市は5月18日、今年4月時点の待機児童数(確定値)を発表した。それによると90人(前年比50人増)で過去5年で最多。特定保育所のみに申し込んでいるなど国が定める条件に当てはまらず待機児童にはカウントされない「隠れ待機児童」(保留児童)は794人と昨年の577人から200人以上の増加となった。

 待機児童数を地域別にみると南地域が59人と7割近くを占めた。南地域が多い状況は例年と変わらず、今年はさらにその傾向が強まった。

 年齢別では1歳児が最も多く62人。次いで0歳児が17人、2歳児が11人となる。3歳以上は0人だった。

背景に転入超過

 背景には出生数や転入超過数の増加がある。市の出生数は2011年以降、22年に2人増えたことを除けば毎年前年を下回っていたが、2025年は前年比50人増の2218人と上昇に転じた。

 また、転入者数から転出者数を引いた転入超過数は0〜4歳において、全国の市町村で最多の741人。3年連続で全国1位を記録している。相模原市など、神奈川県の政令市から子育て世帯が多く転入しており、都の手厚い子育て支援制度などを求めて引っ越しているケースが多いと見られている。0〜5歳の人口における保育所の利用を希望する人の割合も増えており、待機児童増加の要因となっている。

対応追いつかず

 待機児童数の増加に市は保育施設の定員数を増やしてきた。2022年4月時点で8776人だったが、毎年100人程度増やしていき、今年4月時点では9234人。それでも対象児童の減少につながっていない状況だ。今後は南地域に2027年4月開所の小規模保育所1園の整備を予定。28年にも認可保育所の新設を検討しているという。

新設にリスクも

 一方で待機児童の増加に合わせ、施設を新設し定員数を増やしていくにはリスクもある。現在は子どもの数が増えている町田市だが、全国的な少子化の影響で近く減少へと傾く可能性は十分にあり、増やし過ぎによる「定員割れ」から施設に余剰が生まれることも考えられる。

 市は施設の新設に関し「施設設置には現在だけでなく将来の保育ニーズも考慮に入れる必要がある。まずは既存施設の活用を検討して必要に応じて施設整備を行っていきたい」としている。

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