ガールズバンド「SCANDAL」のコピーバンド/ヴォーカリストコンテスト決勝が12月に行われ、関東学院六浦中学校軽音楽部3年の「Winry’s」が、審査員特別賞に輝いた。
全国からの応募は614組。Winry’sはテープ審査、ライブ審査を突破し7組のファイナリストに選ばれた。3年前、同じく決勝に進んだ先輩から譲り受けた揃いの衣装で臨んだ当日。「目立つことも大事」とのアドバイスに、「パフォーマンスを強化した」と桑原あゆなさん(ボーカル=写真中央右)は話す。
常田光理さん(ドラム=同中央左)のカウントに合わせ出だしから豪快なジャンプで決めると、間髪入れずに迫力のサウンドを鳴らす―。ヘッドバンギングやオリジナルの煽りを取り入れ、圧巻の演奏で観客を魅了した。それでも「緊張でピックが滑り音がずれてしまった。だめだと思った」と根岸アナ水亜さん(ギター=同右)。「次々に受賞者が決まり、諦めかけた時に名前を呼ばれて驚いた」とムーアティファニー実亜さん(ベース)は振り返る。一歩、ステージ中央に進むごとに受賞の喜びを実感したという。
登下校も昼休みも常に一緒の4人。仲が良いからこそ「もう一回やろうとか意見を出しやすい」と常田さん。「本番前もあまり練習せずに騒いでいた」と笑うが、土台があるがゆえ。部活動では毎日4人で合わせ、練習後スタジオにこもることも。意欲的に人前での演奏の機会を増やし、未経験者だった4人のライブに今では収容しきれないほどファンが集まるように。「個性を磨いて来年は1位をとりたい。4人でデビューが夢」と桑原さんは目を輝かせた。
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