コロナ後の横浜に新たなイノベーションを 横浜市会議員(金沢区) 黒川まさる
感染者や重症患者を増やさず、医療は崩壊させない。一方で企業の倒産を防ぎ、雇用や生活を守る。新型コロナに席巻された令和2年は、綱渡りのような政治のかじ取りを迫られた1年でした。
引き続き予断を許さない状況は続いていますが、今年はコロナを克服し、新しい時代の新しい横浜を市民の皆様とともに創っていく年にしなければなりません。
昨年5月に私は、5年振り2度目の建築都市整備道路常任委員会の委員長を拝命しました。山下ふ頭に計画中の統合型リゾート(IR)を担当する委員会をしっかりまとめて欲しいと言われての再登板でしたが、最初の決断はコロナ禍での審議の延期でした。1月に発表予定だった国の基本方針が半年過ぎても発表されず、準備作業を進めたい執行部に対して、今はその時期ではないと申し入れ、感染症対策やコンプライアンスなどを盛り込んだ横浜市の実施方針案は昨年12月にようやく委員会に提案されました。会議場や展示場・エンタメ施設・宿泊施設・カジノ施設などの規模や概要、依存症や犯罪対策、地域への貢献や協力体制、費用負担や契約の詳細、事業者との役割分担などの横浜市の方針が詳細に示されています。
しかし具体的な内容はこれからで、このような施設を作るべきかどうかを判断する段階ではありません。昨年末の委員会では五時間半に及ぶ質疑を行いましたが、今後も委員長としていずれの立場の人からもご意見を伺い、心配や懸念を払拭し、世界最高のIR施設を横浜に設置すべく丁寧に議論を重ねてまいります。
牛鍋、ザンギリ頭、ロックミュージック…日本ではタブーとされていた欧米の文化を、日本ならではの新たな文化としてこの国に定着させてきたのが横浜の歴史です。今年は横浜の目指す『イノベーションIR』が、新しい日本の文化を創り出すのだと信じて、大都市横浜のコロナ後の未来を切り拓くスタートの年にしたいと思います。
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