中区・西区版 掲載号:2019年2月7日号
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Jリーグ史上最年長デビューをめざし、今季YSCC横浜に新加入した 安彦 考真(あびこたかまさ)さん 相模原市在住 41歳

「あきらめることは忘れた」

 ○…昨年8月、プロ未経験ながらJ2水戸ホーリーホックと選手契約を結び、40歳で文字通り「オールドルーキー」に。しかし試合出場は叶わず半年で退団。夢を追う男が新天地に選んだのは横浜本牧の地だった。今月1日に誕生日を迎えたばかりの41歳は、3月10日のJ3リーグ開幕戦に出場すればJリーグ史上最年長デビューを果たす。今季の年俸は、前年比10倍アップの120円だ。

 ○…生まれは戸塚。3歳で相模原に転居し、高校在学中にはブラジル留学も経験。現地でプロ契約を結ぶも開幕直前のケガで出場はならず、帰国後はサッカースクールで選手兼コーチ兼通訳として活動。25歳で選手を引退し、その後はJクラブの通訳、プロ選手のマネジメントなどを務めた。

 ○…転機になったのは、通信制高校サポート校で講師を務めた時のこと。聞きかじったクラウドファンディングの話を生徒にした数日後、そのひとりに「1500円の本を買うためクラウドファンディングした」と聞かされた。「高校生が行動しているのに、自分はやってもいないことを人に語って何してるんだ」と衝撃を受け、「じゃあ何がしたい」と考え浮かんだのが、プロサッカー選手だった。退路を断つため仕事を「無料化」。練習費用をクラウドファンディングで募り、Jクラブとの契約を勝ち取った。「周りから『なんだあのオッサン』と言われても、絶対音を上げないと決めていた。僕の中であきらめることは忘れてしまったので」

 ○…SNSを駆使した情報発信力はまさに「インフルエンサー」。ともに行動してくれる約100人をネットで集め、開幕戦はYSCC史上最多となる2000人動員を目指す。「船を見送るんじゃなく、一緒に乗ってくれる」仲間と共に、夢の第1章へ出航する。
 

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