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公開日:2020.01.23

横浜中華街
旧暦正月祝う春節
最終日は「スカイランタン」も

  • 「祝舞遊行」の先頭を飾る獅子舞(横浜中華街発展会提供)。春節は1月25日から2月8日まで

 旧暦の正月「春節」を祝う催しが横浜中華街で1月25日から始まる。中国の風習である春節を楽しめるようにと開催されて34回目。獅子舞や龍舞、皇帝衣装のパレードなどで街全体が祝賀ムードに包まれる。最終日の2月8日には願いを託す「スカイランタン」も初実施。



 横浜中華街の商業者からなる横浜中華街発展会協同組合(高橋伸昌理事長・406会員)が中心となり毎年、春節の実行委員会を設置。同会は中華街における商業活動のルールづくりや催事等の運営などを行っている。



獅子舞でにぎやかに



 旧暦の元日にあたる1月25日へと日付が変わる12時には横濱媽祖廟(まそびょう)でカウントダウン。25日には「採青(ツァイチン)」。午後3時から8時まで、白や黄色などに彩られた5頭の獅子が5つのコースに分かれ、各店舗の商売繁盛や五穀豊穣を祈って舞を披露する。獅子は銅鑼や太鼓に合わせて激しく踊り、 最後に店先の祝儀袋の「紅包(ホンパオ)」をくわえ取ると爆竹が鳴り響く。



 26日には祝賀パレード「祝舞遊行」が媽祖廟近くの山下町公園を午後4時にスタート。華やかな衣装をまとった「皇帝」をはじめ獅子などが中華街を時計回りにぐるりと練り歩く。2月1日と2日には、山下町公園の特設ステージで獅子舞、龍舞、舞踏、中国雑技等の伝統芸能が披露される。両日とも3部構成で午後1時、2時30分、4時から各1時間ほど。



夜空に願いを



 最終日の2月8日には「元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい)」が山下町公園で。例年夕刻に行われていたが、今年は午後1時から。願い事を記した短冊をLEDライトを入れたランタンに付けて夜空に飛ばす。当日は数量限定で受付予定(1口1千円)。短冊はのちに媽祖廟へ奉納される。



 実行委員長の馬双喜さんは「祝舞遊行では唐時代の衣装も今年から取り入れました。元宵節は華やかになります」と新たな試みに期待を寄せる。

 

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