本牧南小学校の学校司書として、SDGsの考え方を子どもたちに広める 青木 美佳さん 中区本牧元町在勤 55歳
本で子どもの心動かす
○…本牧南小学校の学校司書として、コロナ禍で感染者への差別や偏見をなくそうと、シトラス色のリボンを掲げ、人権啓発を行う「シトラスリボンプロジェクト」を提案。全校の取り組みに導いた。「子どもたちが休校などを経験し、元気がないのを感じていました。コロナ禍だからこそ、何か深い学びができないかと考え、このプロジェクトに結びつきました」と話し「今、子どもたちが、地域にも知ってほしいと主体的に取り組んでいる姿が、とても嬉しいです」と笑顔。
○…学校図書館の運営や本の管理を行う学校司書。そのイメージを一新し、全学年の教職員と連携して教壇にも立つ。授業内容に合わせたブックトークを展開し、子どもたちの心に訴える。常に持ち合わせているテーマはSDGsだ。「地球規模の課題を考えるきっかけになる。子どもたちの心を育むことで多くの可能性を引き出したい」
○…学校司書をやりたいと思ったきっかけは東日本大震災。発災後、宮城県を中心にボランティアなどで被災地を訪問した。「この未曾有の出来事を子どもたちに伝えていくことで、遠くから支援ができないか」と考え、震災を伝える手立てが本だと気付いた。「本を紹介することで震災のことも考えるきっかけにしたい」と3月11日に向けブックトークの準備に余念がない。
○…磯子区の出身。横浜市大で都市社会学を専攻しボランティア活動でのコミュニティー形成などを研究。卒業後は民間企業の勤務を経て家庭塾の運営などを行った。子ども2人に恵まれ、小学校のPTA会長なども経験。現在は、学校・地域コーディネーターや学校運営協議会の会長など子どもたちの成長に寄り添い、学校・地域・家庭を結ぶ活動に力を入れる。
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