平沼小学校2年生の折田穣(ゆたか)君(7)がこのほど、病気や事故で髪を失った人の医療用ウィッグを作るために頭髪を寄付する「ヘアドネーション」に初挑戦した。保育園年長の頃から約2年間伸ばした髪の毛をばっさり。切った31cmの髪は、子どもに医療用ウィッグを提供する大阪市のNPO法人に送った。
「きれいな髪の毛だから」
折田君が髪の毛を伸ばし始めた理由は「自分の髪の毛がきれいだから」。そこで母・明子さんの提案で、ヘアドネーションへの挑戦を決めた。
「髪の毛とのお別れは寂しかった」が、学校でプールの授業が始まるのを前に、近所の美容室へ。初めての美容室に緊張した面持ちだったが、切った後は笑顔を見せたという。
「初めはドキドキしたけど、切ったのは気持ち良かった」と折田君。「僕の髪なら絶対きれいなウィッグができる」と、今後も寄付に必要な31cmの髪の毛を伸ばし、寄付を続けていく予定だ。
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