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公開日:2022.12.15

【Web限定記事】崎陽軒初代社長のふるさと
横浜ゆかり「かぬまシウマイ」をPR
12月17日FMヨコハマで公開生放送も

  • トークショーでご当地シュウマイの魅力について語るシュウマイ潤さん(左)と鹿沼商工会議所の水越さん

  • 崎陽軒コーナーには人だかりが

  • かぬまシウマイのキャラクターはFMヨコハマの番組DJの小山薫堂さんが描いたもの

 崎陽軒=横浜市西区=の初代社長・野並茂吉さんのふるさとである栃木県鹿沼市をシュウマイの街にしようとPRするイベント「かぬまシウマイ博覧会inTOKYO」が、12月9日から11日まで東京駅前の「KITTE丸の内」で行われた。

 会場では現地で人気の「笑福(えふ)シウマイ」をはじめとするかぬまシウマイやシウマイ入り弁当が販売されたほか、本紙コラムでもおなじみシュウマイ評論家・シュウマイ潤さん、崎陽軒社員らによるトークショーを実施。崎陽軒のグッズや醤油入れのひょうちゃんの展示コーナーも設けられ、来場者でにぎわっていた。

シュウマイを街おこしに

 同イベントを主催した鹿沼商工会議所では、2年ほど前から鹿沼市が崎陽軒の初代社長のふるさとであることに着目。当時茂吉さんが栃木なまりで「シウマイ」と発音したところ、本場の中国の発音に近いと褒められたことから同社の製品が「シウマイ」と表記されるようになったというエピソードもあり、「シウマイの聖地鹿沼」を掲げた新たな街おこしを模索していた。奇しくも隣が餃子で有名な宇都宮市だったことや、2021年に崎陽軒公認の「シウマイ像」がJR鹿沼駅前に設置されたことから、メディアが注目。それまでは市内でシュウマイを提供する店が5店ほどしかなかったが、今では60近くのスーパーや飲食店で独自のシュウマイを販売しているという。

 トークショーの中でシュウマイ潤さんは、佐賀県呼子のいかシュウマイなどを例にあげながら「一般的なご当地シュウマイは、その土地の特産品などを材料に使うことが多いが、かぬまシウマイは型がなく、それぞれのお店が独自の発想で個性的なシュウマイを作り出している。宝探しをするような感覚で街をめぐって、お気に入りのシュウマイを見つけて欲しい」と語り、今後のかぬまシウマイの発展に期待した。鹿沼市商工会議所の水越啓悟さんは「シウマイでの街おこしが、コロナ禍でも地域の飲食店や企業が挑戦できる場になって欲しい」と話した。

 FMヨコハマの番組「FUTURESCAPE」では12月17日(土)の9時〜11時、鹿沼市内で初めて公開生放送を実施する。DJ小山薫堂さんと柳井麻希さん、ゲストに栃木県出身のお笑い芸人「U字工事」さんが出演する。

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