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MM線新高島町駅 新たな芸術拠点が誕生 「人がつながるハブに」

文化

公開:2025年6月5日

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ディレクターの小川さん(左)と展覧会を企画した秋葉大介さん
ディレクターの小川さん(左)と展覧会を企画した秋葉大介さん

 みなとみらい線新高島駅構内地下1階に6月1日、新たな芸術複合施設「Art Center NEW」が誕生した。グランドオープンを記念し、7月20日(日)まで「新しい日々」をテーマにした展覧会「NEW Days」が開催されている。

 昨年度まで同施設の場所にはアーティストの創作・滞在・発表の場となるオルタナティブスペース「BankArt Station」があった。昨年、市はこの場所をさらにまちに開かれた先進的な現代アートと交流の拠点にしたいと運営事業者を公募。(一社)Ongoingを選定した。

 ディレクターの小川希さん(49)は「周辺住民や企業、学校を巻き込み人と人がつながるハブにしたい」と話す。同法人は2009年に設立した。東京吉祥寺のアートスペースを拠点に、現代アートにまつわる展覧会やアートイベントを企画・開催。中区黄金町のアートフェスティバルにも関わってきた。アーティストとのネットワークやこれまで培ってきた運営のノウハウを生かす。

 コンセプトに掲げるのは「NEW」。「情報が溢れる今の時代だからこそ、自分の肉体で触れる体験が大事。新たな発見や自分の中の変化に気づくきっかけになれば」と小川さん。新たなアーティストや表現を紹介する展覧会や海外作家の招聘、子どもから大人まで受講できるアートスクールやワークショップを企画する。

 会場内では個人が発行する出版物やアートグッズの販売も行う。カフェは展示鑑賞者だけでなく駅の利用者など一般客も利用可能。一角には小上がりや座って休憩できるスペースも設けた。小川さんは「風通しの良い空間を目指した。無料で入れるエリアもあるので、ふらっと気軽に来てもらえたら」と話す。

空間に新たな可能性

 オープン記念展覧会「NEW Days」では、キャリアも性別も様々なアーティスト8人が参加する。絵画、映像、写真、パフォーマンスなど多種多様な表現が披露される。約1000平米の駅の中の大空間を使った新しい可能性を提示する。会期中に展示が少しずつ変化していく試みも行われる。

 観覧料は一般1000円、大学生800円、高校生以下無料。開館時間は正午から午後8時まで。水・木定休。

駅構内の大空間でアートに出会う
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展覧会の作品の一部
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