私たちの生活に不可欠なプラスチック。しかし近年、海に流出した大量のプラスチックごみが大きな問題となっています。その量は全世界で年間約８００万トンにのぼり、このままでは２０５０年までに世界中の魚の重量を上回るとも言われています。



　こうした海洋プラスチックごみを減らすためには、意外にも、街をきれいにする身近な活動が有効です。街中から風で飛ばされるなどしたプラスチックが川から海に流れ、海に出たプラスチックは分解されずに漂い続けます。南区内を流れる川も海につながっていますので、ごみが海に流れ出ないようにきれいに清掃しましょう。



　南区役所では、自治会町内会や学校などが行う清掃活動に加えて、きれいな街づくりと顔の見える関係づくりを目指す「つながり清掃ウォーク」を毎年開催しています。今年は残念ながら新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいましたが、来年度は実施予定ですので、ぜひ参加をご検討ください。



　今年７月１日に全国の小売店でレジ袋の有料化が義務化されました。そもそもレジ袋などの使い捨てプラスチックはなるべく使わず、ごみを増やさないようにすることも大切です。私も出かける際はエコバッグを持ち、レジ袋は店頭でもらわないようにしています。皆さんも身近な取組から始めてみませんか。