2021年が始まり、三が日は南区内の寺社へ初詣に出掛ける人の姿が見られた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、例年より人出は減ったと見られるが、神社側は密集を避ける対策などを講じ、これまでとは異なる正月の光景が見られた。
お三の宮日枝神社=山王町=には例年、年明け直後に参拝しようという初詣客が多く集まる。感染防止策として、神社側は氏子町内の掲示板に貼り出すポスターに「お参りは三が日にこだわらず分散を」と記すなどしてきた。年明けの瞬間は例年より少ない約50人が神社前の歩道に並んだが、氏子青年会のメンバーが間隔を開け、2列での整列を呼び掛けた。参道には整列の位置を示す赤いテープが貼られ、参拝客はそれに沿って並んだ。年が明けると、参拝客が集まり出し、列は午前1時過ぎまで続いた。
参拝した男性は「毎年このタイミングで来ているから」と話していた。一方、例年は神社で年越しを迎えているという女性は「感染が気になることに加え、この時期に風邪を引いても困る」と三が日の参拝を見送った。
弘明寺観音=弘明寺町=では、参拝客の検温を実施したほか、複数ある境内への入口を制限するなどして対応していた。
獅子が疫病退散
さまざまな行事が取り止めになる中、真金町で30年以上続いている「真金囃子」は例年通り、1月2日に町内を練り歩いた。真金囃子は毎年、希望した住宅や商店を訪れ、太鼓と笛に合わせて獅子舞を披露している。
「役病退散の願いを込めて」とメンバーの5人が約25戸を訪れ、家や店の前で獅子が舞った。獅子に頭をかまれると「厄除けになる」と言われ、頭を獅子に向ける人もいた。初めて獅子役を務めた宮路昭彦さんは「思ったよりきつかったが、これでコロナを吹き飛ばせれば」と話してた。
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