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ほどがや元気村 区内唯一の水田で稲作体験 1年通じ「食と農の大切さ」学ぶ

コミュニティ社会

掲載号:2021年4月22日号

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もち米の種を牛乳パックの苗床にまく参加者
もち米の種を牛乳パックの苗床にまく参加者

 保土ケ谷区内に残る唯一の川島町の水田をフィールドに子ども向けの伝統農業体験教室などを行っている「ほどがや☆元気村」(泉俊郎村長)が4月17日、西谷地区センターで1年を通じ米や野菜作りを学ぶ「どろんこ教室」の開村式を行った。

 「子どもたちに食と農の大切さを知ってもらおう」と始まった同所での稲作体験プロジェクトは2009年にスタート。フィールドとなる帷子川沿いの水田は区内唯一の稲作農家・三村敦夫さんが所有しているもので、「元気村」の取り組み趣旨に賛同し、600坪の田んぼのうち100坪ほどを毎年、子どもたちの稲作体験の場として提供している。

 三村さんによると高度経済成長期を境にそれまで区西部域を中心に広がっていた田園風景は昭和40年ごろから減少の一途を辿り、2000年を迎えるころには三村さんが所有する帷子川沿いの水田が区内唯一の田んぼとなったという。

 開村式では教室に参加する小学生40人が、牛乳パックの苗床に宮内庁の「お田植え式」でも用いられている「まんげつ」という品種のもち米の種をまく作業を体験。苗床は各家庭に持ち帰り育て、成長した苗を6月上旬に水田に植える計画で、秋には収穫、脱穀、精米作業などを体験し、12月に「元気村米」を使い、つきあげた餅を味わう予定となっている。

 泉村長は「稲作体験を経験した後、『お茶碗に米粒を残さなくなった』という親御さんの声も聞く。区内ではここでしかできない米作りや畑作業を通じて、『食と農の大切さ』を伝えていくことができれば」と話した。

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