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公開日:2023.02.16

かながわアートホール
子育て応援企画が盛況
施設特性活かし初開催

  • ベビーカーに赤ちゃんを乗せ会場に入った親子も多く見られた

    ベビーカーに赤ちゃんを乗せ会場に入った親子も多く見られた

 「生まれてきた赤ちゃんと、その赤ちゃんを産んでくれたママに『ありがとう』を伝えよう」――。そんな心温まる思いをテーマにしたコンサートが2月11日、花見台の県立保土ケ谷公園内にある「かながわアートホール」(馬場洋一館長)で初開催された。

 同施設内にあるホールには可動式の階段状座席がある。この施設特性を活かし、今回のコンサートでは座席を全て収納。ベビーカーを押したまま、客席に入場することができる形式で開催された。

 「赤ちゃんありがとうコンサート」と銘打ち開催された今回の催しは、馬場館長が長年温めてきた企画だ。当初、子どもを抱えながらコンサートを鑑賞してもらおうと考えていたという。

 しかし、区内で子育て支援活動を展開し、今回の企画に協力したNPO法人関係者のアドバイスを受け軌道修正。ミルクやおむつなど、大きな荷物を抱えながら移動する子育て世帯の目線に立ち、荷物を抱えたままベビーカーごとホールに入場できる形での開催に行き着いた。

 用意されたチケット150枚が完売したこの日のコンサートでは、クラシック界で活躍する奏者らが舞台に立ち、本格的なクラシック曲などを演奏。「親子で楽しむキッズコンサートは様々企画されているが、今回のコンサートの主役はいつも頑張ってくれているママとパパ。大人向けの曲も盛り込んだ」という。

 9カ月の男児と来館した母親は「赤ちゃんを抱えながらのお出かけは大変で、家で過ごすことが多い。素敵な音楽を楽しめて、温かく、優しい気持ちで子どもに接することができそう」と笑顔で話した。

 長年温めてきた企画を盛況のうちに終えた馬場館長は「子育てを頑張っているみなさんがホッとできる時間になったら嬉しい。これからもこうした取り組みを続けていきたい」と話した。

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