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公開日:2023.09.14

古河電池のバッテリー搭載
月面着陸めざす探査機に

  • SLIM / 着陸フェーズ((C)JAXA)

    SLIM / 着陸フェーズ((C)JAXA)

 古河電池(株)=星川=が開発・製造したリチウムイオン電池が搭載され、日本初の月面着陸をめざす小型月着陸実証機「SLIM」が9月7日に種子島宇宙センターから打ち上げられた。

 SLIMはH-IIAロケットから無事分離され月周回軌道をめざし航行中。打ち上げから4〜6カ月後には月着陸降下を行う計画になっている。着陸に成功した場合、月の起源解明の手掛かりとなる岩石の組成分析も計画されている。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)による今回の計画は、SLIMを用いて月へのピンポイント着陸する技術の実証や、小型で軽量な月惑星探査システムの実現を目的としている。

軽量化を実現

 古河電池によると、今回搭載されたステンレスラミネート型リチウムイオン電池は、日陰により太陽電池パネルからの電力供給が停止した際や、月着陸時に電力供給の役割を果たすという。従来よりも大幅な軽量化を実現し、電源システムの軽量化に貢献した。

 打ち上げの成功を受けて同社では「今後も宇宙空間という極限の環境で磨かれた技術力・品質力・ノウハウを活かし、社会に貢献してまいります」としている。

 同社ではこれまでも宇宙用リチウムイオン電池を開発・製造しており、小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」などに搭載されている。

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