鶴見区版 掲載号:2011年4月14日号
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写真集「生麦魚河岸」を出版したアマチュアカメラマン 金指 栄一さん 駒岡在住 61歳

ありのままの生き様を写す

 ○…カメラ歴34年。初めて写真集をまとめた。「まさかこういう形になるとは」と、少し照れた表情を浮かべる。被写体である生麦魚河岸の商人たちに、『俺たちは撮られてばっかりで、写真を見たことない』と言われたことがきっかけ。昨夏、鶴見駅前で初となる写真展を開き、『このままにしておくのはもったいない』と、写真集を勧められたという。所属する現代写真研究所の講師でもある英伸三氏に相談し、出版にこぎつけた。撮り始めたのは横浜開港150周年の2009年。「記録のつもりだったんですがね」。そう微笑む。

 ○…駒岡の農家の生まれ。海から離れた近辺には、幼いころ魚屋はなかったという。「生麦からリヤカーで売りにきていた。お刺身を食べられるのなんて、お正月のときだけだった」と懐かしむ。写真に目覚めたのは27歳のとき。新聞に掲載された英氏の写真に感銘を受けた。「訴える力があるんだと知った。それだけインパクトがあったんですよ」。

 ○…「写真撮っているか、畑やっているか、釣りやっているか。スキーはクラブの講師も務めていて、年間30〜40日は行っている」。農家は父の代までだったが、現在も自宅の庭でたくさんの種類の野菜を作っている。「今は端境期だから淋しいけど、これから種まき。小松菜に春菊、レタス…」。その年の畑の様子が書かれた手書きのノートを見せながら、”農家の息子”の顔を覗かせる。

 ○…「農家の野菜と同じ。魚河岸は日本の台所という伝統があるはず。それが衰退していいものか。自分にできることで、応援したい」。そんな思いから生麦にスポットをあてた。「働いているときの顔はみんな良い。魅力的に撮ろうとしなくてもモデルが良い」。記念写真よりもドキュメンタリーを好む。今後もそれは変わらない。「人を撮りたい。ありのままの生き様を。まだまだ鋭く切り取れないけど」。ファインダー越しの表情を追う日々は続く。
 

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