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公開日:2026.05.28
フジマキックムエタイジム 須藤さんが日本王者に ムエタイの大会で初の栄冠
小野町の「フジマキックムエタイジム」に所属する須藤誇太朗さん(24・寛政町在住)が、後楽園ホールでこのほど行われたムエタイの大会で勝利を収め、同ジム生え抜き選手として初となるスーパーフェザー級の日本チャンピオンに輝く快挙を成し遂げた。
須藤さんが出場したのは、ムエタイの大会「スックワンキントーン」。スーパーフェザー級の王座決定戦に臨んだ。対戦相手は過去に引き分けと敗北を喫している因縁の相手だった。
試合は5ラウンドで行われ、得意の首相撲や長いリーチを生かした前蹴りで主導権を握った。ヒジ打ちの連打を浴びせ、最終の第5ラウンド開始直後にドクターストップによる鮮烈なテクニカルノックアウト(TKO)勝ちを収めた。
昨年7月のタイトルマッチでは敗退しており、2度目の挑戦で悲願のベルトを巻いた須藤さんは「自分でもここまでやってこられたことに驚いている」と笑顔で喜びを語った。
鶴見から世界へ
川崎市生まれ、3歳から寛政町で育った須藤さん。寛政中学校から県立川崎高校へ進学し、サッカーに打ち込んでいたが方向性の違いを感じて退部。「何か体を動かしたい」という思いと格闘技好きの父親の影響もあり、近所の同ジムの門を叩いた。「当時はムエタイを知らず、キックボクシングだと思って入会した」と笑う。
最初は遊び感覚だったが、初めてのアマチュアの試合で敗北したことで闘志に火がついた。本格的に練習に打ち込み、21歳でプロテストに合格しデビュー。着実に実力をつけ、同ジムの生え抜き選手として初のプロチャンピオンに上り詰めた。
プロとしてのこれまでの通算戦績は15戦8勝6敗1分け。苦しい時期もあったが、家族やジムの応援があったからこそ、あきらめずに戦い続けられたという。同ジムマスターの藤牧孝仁さんも「高校生だった彼が、今ではジムを引っ張る頼もしい存在になった」と成長に目を細める。
新王者としての次なる目標は、王座の防衛とさらに上のステージへの挑戦だ。「日本のトップだけでなく、ムエタイの本場タイの選手など、海外の強豪とも戦っていきたい」と力強く語る須藤さん。鶴見区出身の若き王者の、世界へ向けた新たな戦いが幕を開ける。
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