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鶴見区 人物風土記

公開日:2023.03.30

現在開催中の「横浜開港アンデパンダン展」の実行委員長を務める
古川 巧さん
市場大和町在住 72歳

  • 古川 巧さん (写真1)

森羅万象を芸術で表現

 ○…今回で11回目を迎える美術展、横浜開港アンデパンダン展の実行委員長を昨年から務める。自身も作品を手掛け、現在はアクリル絵の具で描いた抽象画をコラージュ等の技法で完成させる。「抽象画にも種類があって、私はピカソのようなものでなく、草間彌生さんが描くような作品に近い。見る人に少しでも感じてもらえることがあれば」と笑顔を見せる。

 ○…平塚市出身。「勉強ができないのもあって、楽しかった絵を描く道に向かった」と東海大学教養学部の芸術学科へ。そこで恩師と慕う教授と出会い、「続けていれば何かある」と勇気づけられて、キャンバスに向かい続けた。卒業後は現代美術の探求にアメリカ西海岸の美術館を巡り歩いた。「アメリカの作品はスケールが違う。日本の作品は良くも悪くも四畳半サイズに収まるような作品が多く、真似できないと感じた」と話す。これまで東京や横浜で個展を数十回重ねてきたが、「絵を描くだけでは食べていけない」と絵画教室も主宰する。「芸術を続ける中で色々あったね。辞めずに続けてこられたのも、あの時の恩師の言葉があったから」としみじみ語る。

 ○…今回の展覧会に自身が出展した作品が横浜DeNAベイスターズを題材にするほどのベイスターズファン。「今では妻もファンになった。一生応援していくだろうね」と笑顔で語る。

 ○…「きっかけは何であろうと、頭の中にパッと思い浮かんできたものを表現することが大切。生まれ育ってきた生き様、森羅万象をモチーフに作品づくりを続けてきた」。思い立ったらすぐ行動、ひらめきは最高の芸術材料。「私はアートにしか貢献できない。身体の動く限り表現するのをやめたくない」と力強く語った。

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