鶴見区 社会
公開日:2026.09.03
フリースペースたんぽぽ 県と市に要望書を提出 「不登校に経済的支援を」
佃野町で不登校の子どもたちを支援するNPO法人「子どもと共に歩むフリースペースたんぽぽ」は8月25日、神奈川県と横浜市に対して、フリースクール等利用児童生徒支援の補助金制度の拡充や実現を求める要望書を提出した。
不登校の児童生徒は12年連続で増加し、全国で30万人超、市内でも約1万人を数える。
同法人が全国から募ったアンケートでは、不登校の子どもを持つ家庭が、ケアのために離職したり、昨今の物価高で経済的負担が増え、フリースクールへの通所を希望しても通えない事例が少なくないことが判明した。「子育て支援」の観点から保護者への経済的支援が急務と考え、要望書の提出に踏み切った。
市に対しては、子どもが学校以外の多様な学びや居場所につながるための経済的支援制度の創設を求めた。不登校の子どもを持つ4人の母親が、不登校後の経済状況やケアに追われる日常を伝え、補助金制度の必要性を訴えた。市の担当者は「保護者の心のケアの問題など課題がたくさんあると再認識した。組織として内容を共有し、実現に向けて検討につなげていきたい」と話した。
県に対しては、支援拡充を求めた。県は現在、支援の仕組みがある6市町村に対してのみ補助金を出している。事業予算を拡充し、県内全ての市町村が制度を活用できるようにすることや主体的な支援の仕組みづくりを要望した。
同法人の一之瀬百樹理事は「県内で支援の格差があってはいけないと思う。他県の取り組み事例などを参考にしながら、子どもたちの学ぶ機会が失われないためにも要望を続ける」と語った。
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