（左上から時計回りに）森谷選手、齋藤さん、田代選手、山岸さん、長谷川選手、武田選手
サッカーＪ１の横浜Ｆ・マリノスユースで活動を共にした現役やＯＢ選手有志らが、オンラインでのスクールやトークイベントなどを通して子どもたちにサッカーの楽しさを伝えるプロジェクトを始動した。
同期６人が発足
発案者は、森谷賢太郎選手（愛媛ＦＣ）、長谷川アーリア・ジャスール選手（名古屋グランパスエイト）、田代真一選手（横浜ＦＣ）、武田英二郎選手（同）、山岸純平さん（元法政大学体育会サッカー部）と齋藤陽介さん（元横浜Ｆ・マリノス）の同期６人。全員がユース時代をサッカーの原点と考えていることにちなみ、「ＲＯＯＴＳ．（ルーツ）」というプロジェクト名で活動する。
新型コロナウイルス感染症の影響で日常生活が制限され、子どもたちが運動に打ち込むことも難しい状況が続く中、「サッカーやスポーツを通してできることを」と活動をスタート。森谷選手は「メンバーとは今も連絡を取り合う仲で、お互いに同じ思いを持っていた。今自分たちにできることを、自分たちなりに行動に移していきたくて」と話す。
オンラインで交流
主な取り組みは、オンライン上でのサッカースクールやトークイベントなど。自宅で過ごすことが多くなった子どもたちと交流を図るだけでなく、自分たちのプレー経験や技術、サッカーに対する思いを伝えることで、子どもたちの成長やスポーツに親しんでもらうためのきっかけを提供することが狙いだ。
５月のプレイベントを経て本格始動し、６月15日と17日にはプロジェクトの皮切りとなるオンラインでのトークイベントを開催。事前応募で当選した少年サッカーチームの子どもたちが参加し、プレーのアドバイスをもらうなど憧れのプロ選手らと触れ合った。
森谷選手は「自分たちが楽しいと思うことはもちろん、皆さんにも楽しんでもらえるよう、色々なことにチャレンジしたい。一緒に作り上げていくコミュニティーにできれば」と意気込む。今後はファンやサポーター、指導者や競技に携わる様々な人に向けたコンテンツも企画していくという。活動は公式ツイッター（@ROOTSofficial1)で随時発信していく。
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