秦野 社会
公開日:2026.10.31
秦野市の放獣ツキノワグマ再捕獲、安楽殺に 地域執着強く判断
秦野市は10月31日、弘法山公園(権現山山頂付近)に設置した檻でツキノワグマ1頭を再捕獲し、同日午前に安楽殺(殺処分)したと発表した。10月20日に丹沢の奥山へ学習放獣した個体だったが、短期間で人里近くに戻ってきたこと、公園周辺は住宅地に近くハイカーなどの人通りも多いことから、市と神奈川県は人身被害の危険性が極めて高いと判断した。
市によると、捕獲された個体は放獣時に装着したイヤータグから同一のクマと確認された。23日夜に善波峠のセンサーカメラに映った後、テレメトリー調査によって24日正午に同一個体と判明。市は同日午後から公園へのアクセスルートを閉鎖し、25日には権現山山頂付近に捕獲檻を設置して警戒を強めていた。
その後も浅間山駐車場付近などで目撃情報が相次いでいたが、30日夜に檻へ入った兆候があり、31日午前6時ごろに市職員が捕獲を確認。午前9時半ごろに安楽殺され、県に引き渡された。市は「地域への執着が強く、安全を優先した判断となった」としている。
広報車や消防車両によるパトロールは31日で終了。閉鎖されている弘法山公園内の権現山および浅間山は11月3日から開放される予定で、小学校の集団登下校などの見守り態勢も公園の開放に合わせて対応する。市は今後も周辺にセンサーカメラを設置し、定点での監視調査を継続する方針だ。
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