神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2022年8月18日 エリアトップへ

シェアサイクル、市全域に 横浜市が実証実験

社会

公開:2022年8月18日

  • X
  • LINE
  • hatena
新たに設置されたサイクルポート=神奈川区
新たに設置されたサイクルポート=神奈川区

 横浜市はこのほど、市内都心部以外でシェアサイクル事業の実証実験を開始した。実証実験は、公共交通機能の補完で地域住民の移動手段に自転車の選択肢を増やし、生活の質を向上させることなどが目的。民間2社と協働し、2025年3月31日まで実施する。

 シェアサイクルは、地域内に設置された複数のサイクルポートを相互に利用でき、借りた場所でなくても自転車が返却できる交通システム。横浜市は2014年から中区と西区などを中心とした都心部で、シェアサイクル事業を始めた。開始した14年の1日の平均利用回数は500回に満たなかったが、21年には3000回以上に増加。市によると来街者や観光客などの利用が多いという。

 都心部エリア以外へのシェアサイクルの拡大は、日常的な通勤通学や買い物など地域住民の利用を想定。市は、すでにベイバイクを実施している(株)ドコモ・バイクシェアと全国約80の自治体で事業を展開するOpenStreet(株)の2社と6月10日に協定を結び、市内を南部・北部・中部の3エリアに分け、2社で分担して事業を実施している。自転車は2社合計で約450台用意している。

 6月から7月にかけてサイクルポートの増設を行い、現在18区全てにポートが設置された。ポートの場所は、公有地やコンビニなど。重点展開区の鶴見区や神奈川区、磯子区、金沢区、戸塚区、泉区、瀬谷区の7区は先行的に他の地域よりも早く、ポートを増やしていく。

返却できないポートも

 シェアサイクルの利用には、スマートフォンアプリのダウンロードが必要。アプリは事業者ごとに異なり、利用料金が統一されていない。また、事業者が異なる地域をまたぎ、シェアサイクルを利用する際はポートのシステムが異なるため、他社の自転車は返却ができないという。市の担当者は「実証実験のなかで、それらの課題について2社の事業者と協議していきたい」と話す。

 実証実験は2025年3月31日まで実施。その後、本格的な導入に向けて検討する。

神奈川区版のトップニュース最新6

のぼり旗を自治会配布

防犯協会

のぼり旗を自治会配布

「闇バイト」など注意喚起

5月8日

住民待望の会館完成

羽沢東ヶ丘自治会

住民待望の会館完成

「皆の厚意詰まった」空間

5月8日

「子育て悩みの受け皿に」

「子育て悩みの受け皿に」

かなーちえ施設長に聞く

5月1日

市P連、全国組織から退会

市P連、全国組織から退会

組織の改善見込めず

5月1日

通級指導教室を新設

南神大寺小 松本中

通級指導教室を新設

市教委、来春指導開始へ

4月24日

「お悔やみ窓口」全区設置へ

横浜市

「お悔やみ窓口」全区設置へ

秋から、遺族の手続き補助

4月24日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

偽造品の見分け方を学ぶイベント ももクロ・高城れにさんが応援隊長に

偽造品の見分け方を学ぶイベント ももクロ・高城れにさんが応援隊長に

5月25日、市役所で「ほんと?ホント!フェア in 横浜」

5月25日~5月25日

神奈川区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook