子育て応援コラム3
「広げよう『三方よし』の輪」

　「"まぁはす"ってどんな意味ですか」。

　屋号を考えた時、モナリザが浮かび、ここに集ってくる人にも笑顔で過ごしてほしいと願いを込めて "Make a Happy Smile"という言葉に決めました。しかし、これでは子どもたちは読めません。そこで、その頭文字をとって"まぁはす"とひらがなで書くことにし、唯一のルールにしました。まぁはすには、子どものほかにも国内外いろんな分野のプロが集います。その一人ひとりが、どのようにすれば笑顔あふれる場所になるかを考え行動するのです。そのための行動指針が"三方よし"です。私は、"三方よし"はグローバルスタンダードだと思うのです。

　皆さん、普段の生活の中で、ご自分がしたことで家族や友人、あるいは職場の上司、お客さまが喜び、幸せを感じたことはありませんか？その時の周りにはエネルギーが高まり、穏やかで安らいだ空気が漂っていませんでしたか？

　実は、まぁはすの永久アドバイザーで、日本でも著名な書籍「７つの習慣」の法人プログラムを世界１００カ国以上に広めたコンサルタント、ロイス・クルーガー氏も同じ思いを抱いていました。そして、来所時に一人ひとりの子どもの目を見ながら「Happy Happy YOU, Happy Happy ME, Happy Happy ALL」と笑顔で語りかけていきました。すると、子どもたちの表情がパーっと明るくなり、部屋中が笑いに包まれたのです。以来、友だちと諍いが絶えなかった子どもが友だちを増やしたり、いろんなことにチャレンジをしていったり、夫婦喧嘩が絶えなかった家庭で争いがなくなったりなど、驚く効果が現れています。これぞ、人間関係を修復させる魔法の呪文だと思いました。

　最後に、子どもは大人の発する言葉の奥にある真のメッセージを読み、行動を真似しながら育っていきます。感謝や愛情に包まれ穏やかな環境で育つ子どもは、心が安定し、人にも恵まれ、その結果、想定を遥かに超えた才能を伸ばしていきます。環境が人を育み、創るのです。そこで皆さんに提案します。１日１回、目の前の人に感謝を伝え、笑顔にすることから始めてみませんか？きっと、ミラクルが起きますよ。　