子育て応援コラム4
健康と食

　まぁはすでは長期休み中に子どもたちだけでランチ作りに取り組みます。献立を決め、買い出し、作って、食べて片づける。今夏は、さらに学びを深めるために「私たちの健全な体を支える"食"をエシカルな視点で考える」ことを目的に、消費生活総合サポートセンター様のご協力をいただき、エシカル教育を行いました。

　ところで、皆さんエシカルという言葉を聞いたことはありますか？

エシカルとは「倫理的な」という英訳です。自然環境を損なわず、資源の浪費をしていない、劣悪な環境や長時間労働を助長しない、そして地域社会や経済を損なわない製品やサービスの消費や購入を指します。私たち一人ひとりが、人や社会・環境などに優しく、他者や地域社会・自然環境等を思いやる、そして地域や生産者の自立支援に繋がる選択が社会や未来を変える「チカラ」となります。（東京大学学士会館HPより）

https://res-express.jp/sustainable_mice/食から広がるエシカル・sdgsへの取組み/

　勉強会では、子どもたちが知っているハンバーガー店M社の原材料原産国を白地図から探し、輸送費やハウス栽培などのCO2排出量、食品ロスなどを学びました。子どもたちの声です。「日本の材料は何にも使われていない」「こんなに遠くから運んできたら新鮮じゃないし、ちっともエコじゃない」など。そこで、地産地消品や旬の食材を積極的に取り入れていくこと、食品ロス対策として「てまえどり」を心がけていくことを約束しました。

　人の体が求める栄養は季節に合わせて異なります。旬の食材には、「トマトや柿が赤くなると医者が青くなる」と諺にもあるように、必要な栄養成分がたくさん含まれています。そこに、地産地消を加えると、体にも地球環境にも優しいですね。

　まぁはすでは、食品選びにも"三方よし"を意識し、なるべくオーガニックやフェアトレード製品も選択肢の一つとして取り入れています。もうすぐ味覚の秋ですね。ぜひ、皆さんの食卓にも秋の彩りを一品加えて、元気に過ごしていただきたいと思います。