意見広告・議会報告
知事に提言 県政報告 横浜ノース・ドックの移転と返還 県議会議員 片桐のり子
県議会での一般質問質疑「横浜ノース・ドックの移転・返還」についてご報告いたします。本県には多くの米軍基地が所在し、騒音問題や街づくりへの影響などが、長年の課題となっています。特に、横浜ノース・ドックは、みなとみらい地区や新港埠頭地区に隣接し、観光・商業の拠点として重要な地域に位置しています。日本への返還が実現すれば、横浜港のさらなる発展につながると考えられます。
一方、近年の国際情勢の変化により、在日米軍の役割はより重要になっています。令和5年4月には、横浜ノース・ドックに小型揚陸艇部隊を新編し、日米の災害対応能力を強化。こうした背景を踏まえ、単に基地返還を求めるのではなく、機能を維持しつつ代替地へ移転を進めるという現実的なアプローチが必要だと考えます。
私は本会議において、在韓米軍がソウル市中心部から移転した先行事例や、国会質疑でも代替地を準備しながら基地返還を実現するという提案がなされたことを示し、知事としても基地返還の方策を積極的に検討し、国に働きかけるべきではないかと質問しました。
知事は、国会で議論されている基地機能移転については、返還の一つの手法として有効であるとし、過去に横浜市の米軍住宅地を移転・集約した事例を紹介。ただ、移転先の確保が容易ではないことから、その影響を慎重に考慮すべきであるとの認識を示し、移転を進める場合は米側の条件を満たす適切な移転先を国が主体となって選定する必要があると指摘しました。その上で横浜市や基地関係自治体と連携し、地元の意向を尊重しながら、基地の整理・縮小・返還を強く国に求めていく方針を示しました。
安全保障と経済発展
私は、まずは横浜ノース・ドックの現状を県としてもしっかりと把握し、返還後の活用方法について具体的な議論を進めていくべきだと考えています。安全保障の観点も考慮し、地域経済の発展にも資するよう、県が国や米軍との協議に積極的に関与できるよう働きかけてまいります。
今後も、県民の皆様が安心して暮らせる街づくりを目指し、引き続き努力いたします。
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