有馬・野川生涯学習支援施設「アリーノ」のイメージソングを制作した 青山 祐己さん 有馬在住 30歳
音楽で人と人とを繋ぐ
○…有名童話のキャラクターをもじった「ピアノを弾くスナフキン」の愛称で親しまれる有馬出身のピアノ弾き語りシンガーソングライター。縁あって有馬・野川生涯学習支援施設アリーノ主催のコンサートに4年ほど前から出演している。10日には、自身が作詞作曲した施設イメージソングのお披露目コンサートも。「変わっていくものも多いけど、このまちのあったかさや空気感は変わらない」、そんな想いを歌に込めた。
○…生粋の有馬っ子。歌って踊るのが大好きな子どもだった。3歳でピアノを習い始めたが、小学校卒業で離れてしまった。歌うことは変わらず好きで高校・大学と軽音でバンドボーカルを務めた。「実はジャンルはパンクだったんです」と照れ笑い。就活もしたが、「やっぱり歌とピアノが好き」と音楽の道に進むことを決めた。「親は一度も反対したことがない。不安だったと思うけど見守ってくれた」と尊敬する両親への感謝は尽きない。
○…居酒屋スタッフで日本酒バイヤーの顔も持つ。そんな自身についたあだ名が「酔いどれピアノポップ」だ。この時季お薦めの日本酒を聞くと「炭酸のシュワシュワ感がおいしい山口県の濁り酒『雁木』です」と楽しげに語る。音楽をもっと気軽にと「音楽×日本酒企画」も都内で開催。「ライブへの敷居を下げて人と人の出会いの場を作りたい。将来的には地元で店を持って音楽とお酒がクロスする場を作れたら最高ですね」と目を輝かせて夢を語る。
○…独学で続けてきた音楽活動には谷もあった。「周りで売れていく人が出てきて100%の気持ちで祝えなくて」と振り返る。そんな時、自分が作った詩に救われた。「もっと自由に楽しくやろうとふっきれた」と話す。以来、朗読の伴奏や楽曲提供、高齢者施設でのボランティアと活動の幅が広がった。「支えてくれた人に、地元に、音楽で恩返しができれば」と自身の音楽の可能性を模索し続ける。
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4月19日
4月12日