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宮前区 人物風土記

公開日:2026.03.27

40周年を迎える混声合唱団「樹林」の代表を務める
加藤 哲夫さん
菅生在住 78歳

  • 加藤 哲夫さん (写真1)

喜ぶ顔が見たくて

 ○…宮前文化センターのオープンを前に、「宮前区で第九を歌おう」を合言葉に結成された市民合唱団。初期メンバーとして歌い続け、2年前からは代表として約120人の大合唱団をまとめる。プロのオーケストラやソリストと共演するため、厳しい練習が樹林の伝統という。「団員たちはお客様の喜ぶ姿を励みに練習に取り組んでいる」と温和に話す。

 ○…東京都出身。父は着物のデザインを手掛ける絵描きで、クラシック音楽が流れる家庭だった。早稲田高校でグリークラブに入り、大学でも合唱に熱中。大学院では生産管理の研究に明け暮れた。大手企業からの内定を得たが、画一的な風土になじめず辞退。約2年のモラトリアム期間中に学生結婚し、第一子が生まれた。本を読み漁り自分と向き合い続けた結果、「自由で創造的な仕事がしたい」とベンチャー企業に就職した。

 ○…入社してすぐにイランへ赴任した。革命の真っただ中で、プラントのシステム運用について最先端の技術を学んだ。高度成長期に沸く日本経済からバブル崩壊などの難局まで、紆余曲折を乗り越えてきた。そして今も、顧問として医療システムなどの技術開発に携わる。「さまざまな企業と連携してきた。意見の対立を、いかに同じ方向に向けられるかどうかが大切」と話す。

 ○…仕事と合唱が元気の源。「ダンス講師をしている娘とイベントでデュエットを披露した」とほほ笑む。現在は、6月にミューザ川崎で開催される第28回定期演奏会に向けて練習に励む毎日だ。団員の高齢化が進む中では、新人育成が不可欠となる。「一人一役を担ってもらうことで団の伝統をつないでいきたい」と、ビジネスの世界で培ってきた手腕を合唱団でも発揮している。

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