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ヨネッティー王禅寺でパステル画教室の講師を30年務める 北村 清士さん 菅生ヶ丘在住 83歳

掲載号:2021年3月26日号

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自由に描いて心身健康

 ○…30年前に講師の依頼を受けて以来、ヨネッティー王禅寺でパステル画教室の講師を務める。生徒の多くは、同世代やその下の現役を退いた人たち。「絵を描くことで、いきいきと健康な人が多い」とその姿を見守る。今月23日には同館で生徒の成果を披露する作品展を開催した。10年以上通う人もおり「みなさんにお会いして、自分自身も刺激になっている」と、教え、教えられの日々を送る。

 ○…大阪出身。19歳頃から劇画の漫画家として活躍。ペンネームは「都島京弥」。「油絵がやりたかったのに、だんだんと横の道にそれちゃった」と笑うも、ほどなくして劇画ブームが来る。仲間と立ち上げた劇画集団「ヒマナグループ」には「モンキー・パンチがいて、自分のアシスタントもやっていた」と懐かしみ、手塚治虫の手伝いをした時期もある。新聞連載も含め、300点ほどの作品が残る。

 ○…菅生ヶ丘に住んで40年以上。「子どもたちが明るく楽しんで住める街になって欲しかったから」と、近隣の小学校や公園の誘致活動など町内会活動に尽力した。「10年は棒に振りました」と苦笑いするものの、「誘致した公園でよく子どもが遊んでくれているのを見るとうれしい」と喜びを感じていた。

 ○…今後描きたいのは、幼少の頃に味わった戦争の経験だ。「日本の飛行機が墜落するところも見た。疎開先では『都会者は帰れ』とも言われた」。ぽつりと言葉がこぼれる。「今の子どもは幸せだと思う」。パステル画教室では毎回テーマを用意するが、生徒には「自由に描いてほしい」と呼びかける。生徒が描いた風景画や人物画、宇宙の絵を見ながら「好きなものを出しあって、すてきな会を続けていきたい」。穏やかに笑う。

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