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公開日:2026.05.29

済生会湘南平塚病院 谷口さんが県看護賞 培った力を地域医療へ

  • 賞状を手にする谷口さん

    賞状を手にする谷口さん

 済生会湘南平塚病院(平塚市宮松町)の看護部長・谷口陽子さん(60)が「第61回神奈川県看護賞」を5月13日に受賞した。「受賞を糧に地域医療の現場でも培ってきた力を生かしたい」と喜びを語った。

 同賞は、県内の看護師、助産師、保健師の業務で顕著な業績をあげた人を表彰。今年は10人が受賞した。

 谷口さんは、1988年に北里大学病院に新卒で入職し37年間勤務。急性期患者の看護や、看護部副看護部長として部署のマネジメントに尽力した。看護大学や専門学校での授業講師も務め、教育活動にも力を入れてきた。

 教育活動で特に伝えているのは「対話の重要性」という谷口さん。「メールなどの情報伝達では、看護師間で必要な看護内容が伝わらない、新人が職場に相談しづらいなど、コロナ禍以降強く感じてきた。『対面での対話』こそがトラブルを防ぎ、人材を定着させる唯一の手段だと思う」と力を込める。

 近年、「培った力を70歳まで現役で生かしたい」と考え、縁あって今年4月から済生会へ。看護部長として勤務し、教育研修活動を院外でも継続している。

 プライベートでは1年前に父親が癌を患い、地域医療の必要性を実感。「患者さんにとって『ここの看護を受けて良かった』と感じてもらえるように、病院の力になっていきたい」と話した。

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