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公開日:2026.08.21
川崎市営バス 来年4月から値上げへ 物価高騰などに対応
川崎市は7月30日の市議会環境委員会で、市営バスの運賃を2027年4月から大人240円、小児120円に引き上げる方針を示した。物価高騰や車両の更新などによる支出の増加に対応するもので、市交通局担当者は「将来にわたって市バス輸送サービスを安定的に提供していくため」と説明する。
料金改定は22年10月以来。現行運賃は大人が220円、12歳未満の小児が110円。改定案では大人20円、小児10円の値上げで、1カ月9900円の通勤定期は1万800円とする。通学定期は子育て世帯の経済的負担軽減のために据え置く。
背景にあるのは、物価の高騰や車両更新・営業所の建て替えなどによる支出の増加。今年度から29年度までの4年間で、約300両ある車両のうち全体の約44%にあたる133両の更新が必要となっている。また、31年度までに築50年以上が経過した塩浜営業所(川崎区)の建て替えを予定。さらに、運転手・整備員ともに人材不足の状況から、未経験者の資格取得から支援する「養成枠」での採用を整備員にも拡大。人材育成にかかる人件費も上昇傾向にある。
支出の増加により、今年度は市の試算で約2・4億円の資金不足の見通し。現行運賃では27年度以降も資金不足が続く予測だ。
改定には条例改正と国への認可申請が必要。市は9月の市議会で条例改正議案を提出し、議決を経た上で11月に国土交通省へ上限運賃変更認可を申請予定。来年2月に認可が下りれば、4月から料金を改定する。
改定運賃は大人240円の方針だが、国への認可は上限運賃260円で申請する。同局担当者によると現時点で運賃を260円にする予定はないが、「料金改定の手続きには時間が必要。中東情勢の影響による軽油価格の動向など、将来の不確実性への対応も考えて上限運賃は260円で申請する」と話した。
また、市健康福祉局によると1カ月あたり1000円で何回でも路線バスに乗車できる「高齢者フリーパス」などについては、現時点で負担金の見直しは予定していないという。
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