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高津区 人物風土記

公開日:2026.03.20

高津区を拠点に「パラ競泳」の選手指導にあたっている
河合 大輔さん
久本在勤 51歳

  • 河合 大輔さん (写真1)

パラスイマーと、頂点へ

 ○…高津区久本にある「NECグリーンスイミングクラブ」を拠点に、肢体不自由、視覚障がい、知的障がいの選手が装具をつけず、肉体のみでタイムを競う「パラ競泳」の選手を指導している。自らの現役時代を「うまくいかないことのほうが多かった」と振り返るが、その経験が指導の原点。思うように結果がでない葛藤を知るからこそ選手の小さな変化を見逃さない。一人ひとりの個性に合った「競泳指導」を信条としている。

 ○…中学生の時に本格的に水泳を始めるも、本番で力を出し切れない悩みを抱え、高校3年で引退した。大学時代にはコーチを始め、指導する面白さに目覚めた。30代で川崎に移り住み、現在のスイミングクラブに移籍後も選手指導にあたるが、管理職への転向打診を受ける。「このまま選手を育て続けたい」と悩む中、クラブがパラ選手のサポートに着手すると聞き、管理職を学びながら「ぜひ、自分に担当させてほしい」と直訴。新境地を切り拓いた。

 ○…「最高の動きをするのは動物」という恩師の教えを受け、研究のために自宅で飼育を始めた爬虫類は、今や20匹。「彼らの無駄のない動きは、理想の泳ぎ方に繋がる」と話し、その観察結果を日々の練習メニューに反映させる。

 ○…パラ競泳の指導を始めた当初、これまでの経験が通用しない現実に直面し、模索を繰り返した。一人ひとり異なる身体の状態を見極め、最適解を共に創り出すスタイルを確立した今、選手と壁を乗り越える喜びは何にも代えがたい。2月に表彰された2人の教え子についても「本人たちが力を出し切った結果」と顔をほころばせる。定年まで残り約10年。「今後もパラスイマーとともに世界の頂点を目指したい」と決意は固い。

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