高津区 コラム
公開日:2026.05.15
不定期連載コラム 俳優・JUN、かく語りき 第10回 自分のマニュアルを見直す話
タウンニュース高津区版をご覧の皆さま、こんにちは。俳優の鈴木淳です。
皆さまは、ご自身の「こだわり」がいつの間にか「思い込み」になり、不自由さを感じたことはありませんか?実は私も、これまで自分が大切にしてきた役への向き合い方に縛られて、身動きが取れなくなっていることを実感したばかりなのです。
今回は、そんな私の価値観が大きく変化した経験について書いてみたいと思います。
これまで私は、お役をいただいた際に、入念な確認作業を行ってから現場に臨んできました。例えば時代劇ならば、時代背景や人物関係をリサーチすることがルーティンになっていました。これは、劇団在籍時に尊敬する先輩が仰っていた「役作りとは言わば自分の血を入れ換える作業」という言葉に感銘を受けたからなのですが、恥ずかしいことに私はいつの頃からか、知識だけの下準備で役作りを終えた気になっていたのです。
その考えが間違いであったと気付かされたきっかけは、仕事でもプライベートでも、その場で想定外のリクエストをいただく機会が増えたことが理由でした。これまでのルーティンが通用しない状況に置かれ、予備知識だけの「頭でっかち」では全く太刀打ちできないことを思い知らされたのです。
心に感じたまま動く
何事も経験だとはよく言ったものです。現場を重ねるうちに、知識も大切ですが、その時その場で「人」として心に感じたまま動くことこそが最も重要なのだと実感できるようになりました。
ちょうど最近観たある作品の中に、「思い込みをなくせば、自分が邪魔をしなければ、どんなことでも出来るはず」というフレーズがあり、偶然にも答え合わせが出来た気がします。私がルーティンだと思っていたことは自分の「思い込み」に過ぎず、行動を起こす際に自分自身の思い込みが邪魔をしていたのではないかと感じています。
皆さまも、もし不自由さを感じることがあれば、マニュアル化して自分を縛っている「こだわり」を少しだけ緩めてみては如何でしょうか。「思い込み」を一つ手放してみることで、今日という日が、今より更に可能性に満ちたものになるかもしれません。
皆さまが、毎日心豊かに過ごせますよう願っております。
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