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100年 オール川崎で祝賀 飛躍祭 音、食、スポーツに沸く

社会

公開:2024年7月5日

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赤、緑、青の川崎カラーのテープが舞った100フェスの会場
赤、緑、青の川崎カラーのテープが舞った100フェスの会場

 川崎市は、7月1日に市制100周年を迎えた。それに先立ち、6月29日には記念イベント「かわさき飛躍祭」が、等々力緑地(中原区)一帯を会場に開催され、音楽やスポーツ、食など、市の魅力が一堂に会したイベントに市内外から多くの人が訪れ、節目を祝った。

「川崎愛」声に

 7月1日の市制記念日に併せ、川崎市は式典など記念事業を行った。飛躍祭もその一つ。

 等々力球場では、川崎市ゆかりのアーティストが出演する野外音楽イベント「かわさき100フェス」が開催され、約9千人が来場した。地元出身バンドのSHISHAMO、sumikaのほか、川崎市が舞台となっているテレビアニメ『ガールズバンドクライ』の声優も務めている5人組バンド「トゲナシトゲアリ」らが出演。曲間には川崎への思いを熱く語り会場を沸かせた。

 sumikaの片岡健太さんは等々力で初めて音楽フェスが行われることにふれ、「始まってからずっと夢みたい」と感慨深げな表情を浮かべ、「100年後に聞いても、良いと思ってもらえるような音楽を残したい」と思いを語った。

 SHISHAMOが最初に披露した代表曲『明日も』では、赤、緑、青の「川崎カラー」のテープが会場内に降り注ぎ、集まったファンたちは宙に手を広げ、大きな歓声を上げた。ギター・ボーカルの宮崎朝子さんは「川崎といえばSHISHAMO、SHISHAMOといえば川崎、と言ってもらえるようなバンドになりたい」と意気込んだ。

 ステージの終盤では市内に在住しているスキマスイッチ・常田真太郎さんと元・川崎フロンターレの中村憲剛さんもゲスト出演。中村さんの引退時に常田さんとSHISHAMOが共同制作した楽曲『天才の種』を披露すると、会場には万雷の拍手が起こった。

 観覧に訪れた地元出身の男性は「フロンターレがきっかけでSHISHAMOを知り、ファンになった。どんどん新しい施設もでき、これからも元気なまちでいてくれればうれしい」と川崎の未来に期待を寄せた。

 ライブの合間には航空自衛隊「ブルーインパルス」による展示飛行も行われた。6機が白のスモークで上空にラインを引きながら、会場の上を飛行。編隊を次々と変えながら飛ぶ姿に歓声があがり、写真を撮ろうとカメラやスマホを構える人の姿も見られた。

楽しむ姿さまざま

 会場内には、川崎市を拠点にするスポーツチームによる体験教室やキッチンカーなどが集まる「アッと(@/at)等々力フェス」が行われ、活況を呈していた。

 催し物広場やフロンパークには40を超える多種多様な飲食や物販店舗が並んだ。地元のソウルフード「元祖ニュータンタンメン本舗」や「川崎大師銘茶老舗 川崎京香園」など、川崎ならではの店に行列が見られた。NECレッドロケッツ川崎によるバレーボール体験会に訪れた男児は「バレーは家で少しやったことがあったから楽しかった。ブルーインパルスはヘリコプターの音みたいでかっこよかった」と笑顔を見せた。

市上空を飛ぶブルーインパルス
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地元チームも協力
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