多摩区・麻生区 政治
公開日:2025.12.05
川崎市議会開会
福田市長が所信表明
子育て支援住宅に意欲
川崎市議会の第4回定例会が11月26日に開会し、福田紀彦市長が4選目初となる所信表明演説に臨んだ。
福田市長は少子高齢化・人口減少対策が最重要課題と展望。「未来の川崎市民にも選ばれる都市であり続ける」ための取り組みの推進を強調し、防犯、子育て、交通、経済分野などで方針を示した。
選挙で掲げた県内初の高等専門学校(高専)の設立について、「すでに多くの方々から期待の声をいただいている」とし、自ら先頭に立ち、企業や大学と連携しながら実現に向け動き出したいと述べた。意欲を見せる子育て支援住宅のモデル事業は、子育て世代の住宅対策として、空き家を始めとした中古住宅のリノベーションへの一部補助などを通じて展開する考えを示した。環境分野では2028年までに「市内由来の全てのプラスチック資源を市内でリサイクルできる『100%プラリサイクル都市』を実現する」と力を込めた。特別市制度の実現については日本全体が発展していくには「多極分散型の社会を作らなければならない」との認識を示し、制度実現に向けて議会と連携し、国、国会議員、経済界などの関係者へ強く働きかけ、市民の共感を広げていくとした。これらの取り組みを実施するにあたり、福田市長は「対話と現場主義を基本姿勢」で臨むとも述べた。
この日は市政運営の指針となる市総合計画改定素案、市行財政改革第4期プログラム素案、今後の財政運営の基本的な考え方(改定素案)についても説明した。
市議会は12月22日まで開催される。
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