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公開日:2026.05.08
登戸つくりと公園 カフェ誕生「日常を豊かに」 Park-PFIを活用し
川崎市による登戸土地区画整理事業の一環で、登戸2号街区公園として整備された「登戸つくりと公園」(多摩区登戸)内に、公募設置管理制度(Park─PFI)を活用したカフェ兼コミュニティ施設「NOBORITO ROOF PARK CAF&BAR」が完成した。5月12日(火)のグランドオープンに先立ち、4月27日に現地で記念式典が開催された。
地域の声を反映
カフェの設置は、登戸土地区画整理事業の一環として2025年3月に園路や遊具など一部の供用が始まった同公園の魅力向上を目的に進められてきた。整備では、都市公園で飲食店や売店などの公園施設の設置・管理を行う民間事業者を公募選定する公募設置管理制度(Park-PFI)を、小規模な街区公園としては市内で初めて導入。代表事業者は、登戸で商業ビルの開発などを手がける(株)井出コーポレーション(井出喜文社長)が選定され、整備と運営管理を担っている。
カフェが目指す姿は、「地域の人が集い、日常を"ちょっと豊かに"過ごす場所」。管理運営協議会(余川辰哉会長)や住民らとの協議を重ね、「カフェや集会ができる場所が欲しい」という地域の要望を具現化し、飲食の提供だけでなくレンタルスペースや集会所としての機能も備えた。
建物は国産材を使用した木の温もりあふれる設計で、店名が示すように大きな屋根と軒下に特徴を持たせた。座席数は店内外で41席。カフェ営業中や定休日に公園利用者も使えるバリアフリートイレや、地域住民と協力して野菜や草花を育てる「コミュニティ菜園」の設置など、公共性と利便性を両立させた。店内には稲田郷土史会の協力のもと、登戸の歴史を辿るパネルも展示された。
滞在価値向上へ
4月27日、同社の主催で、行政、地元町内会、事業関係者らによる記念式典が開かれた。井出社長はあいさつで「公園は重要な公共インフラ。公園の魅力、賑わいを高めていくことが地域の滞在性、滞在価値の向上につながるのではないかと考えた」とカフェ設置に至った思いを述べ、「このカフェがあることで、このまちに住みたい、住み続けたいと思ってもらえれば本当にありがたい」と話した。
続いて八尾光洋副市長が「市民の皆さんとの協働を重視し、いろいろな声を吸収させていただいた。(街区公園でのPark-PFIは)市で初の取り組み。今後この公園がどうなっていくか楽しみ」とあいさつ。来賓紹介後、登戸区画整理事務所の小峰俊明担当課長と、設計を担当した(株)TOAStの小滝健司代表が、事業と施設の概要をそれぞれ説明した。カフェの概要説明に立った中野亮平店長は、「人と人、人とまちをやさしくつなぎ、このまちを少しずつ豊かにしていく存在になれるよう精一杯取り組む」と思いを語った。
式典後、管理運営協議会の余川会長は「子どもからお年寄りまで多世代がいろいろな形で利用できる『みんなの木陰』が公園のテーマだが、このカフェ自体が木陰の一つになる。この公園が街なかのオアシスになれば」と期待を込めた。
5月12日にオープン。10日(日)まで限定メニューでプレオープンする。
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