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多摩区・麻生区 社会

公開日:2026.08.28

女性目線で防災考えよう すくらむ21らが訴え

  • 作成した冊子を手にする同センター職員

    作成した冊子を手にする同センター職員

  • 「いつもの防災ポーチ」の中身

    「いつもの防災ポーチ」の中身

 川崎市男女共同参画センター(すくらむ21/高津区)では、防災への取り組みの一環として市民グループ「女性の視点でつくるかわさき防災プロジェクト(通称:JKB)」と協働で、男女共同参画の視点を取り入れた防災事業の啓発や日用品を使った防災グッズの普及活動に取り組んでいる。

 同センターとJKBでは、「(避難所で)物干し場を男女で分けてほしかった」「授乳時にプライバシーの確保が難しかった」といった実際の被災者の声を受け、男女共同参画の視点からどのように対応し、防災訓練を行うかをまとめた「男女共同参画の視点でつくる避難所運営ガイド」を作成。市や区の総合防災訓練でブースを出展し、自分に合った必需品を普段のバッグに入れて持ち歩く「いつもの防災ポーチ」の提案をするなどの活動を行っている。ほかにも、更衣室の確保や生理用品の配布などといった課題に対応するため、女性の防災リーダー養成にも力を入れ、防災とジェンダーについて考える勉強会の企画運営や、女性の防災関連のネットワークづくりを行っている。

 また、川崎市が公開している防災訓練ツール「みんなで訓練48」のお役立ち編として、49番目となる訓練カードをJKBメンバーが考案。災害時に明かりがないことが原因で女性や高齢者がトイレを我慢した事例があることや、明かりを確保することで犯罪の高まる場所を作らない訓練として、アルミホイルや空き瓶を活用した明かりづくりを提案している。

 同センター館長の脇本靖子さんは「平時にできないことは、有事にもできない。日頃から、どんな視点を持って防災訓練をすべきか考えてほしい」と呼びかけている。

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