神奈川県中学生ハンドボール新人大会・男子の部で昨年12月、初の頂点に立ち、3月23日に開幕する春の全国選手権大会へ挑む市立生田中学校(三田)。2008年の創部以来、地道に実力をつけてきた同校が「全国制覇」を掲げ、富山県で行われる24日の初戦に臨む。
各都道府県の代表49チームがトーナメント戦を行い、日本一を決める春の全国大会。1年生9人と2年生10人の部員19人をまとめる、主将で部長の杉山博史君(14)は「入部したときから全国大会を目標にやってきた。顧問をはじめいろいろな指導者から教えを受け、多くの人たちに応援してもらっているので、勝つことで恩返しがしたい」と語気を強める。
昨春着任した顧問の杉浦光教諭(28)は「試合中にミスしたらどう切り替え、次のプレーにつなげるか考えられるチームに成長してきた。県代表として胸を張って戦ってほしい」と思いを込める。
話し合い、意思統一
全国出場を決めた当初は、目標を全員で共有できておらず、それぞれの姿勢に温度差があったという。「限界を決めたら成長はない」。杉山君を中心に部員同士で話し合いを重ね、年明けには思いを統一。今では「全国制覇」が、気持ちを入れる合言葉になっている。
関東大会に準ずる12月末の「読売カップ」では、各都県代表の上位チーム11チームによる決勝トーナメントで3位に。46チームが出場した2月の県大会では優勝を果たし、手応えをつかんでいる。
部員19人のうち、杉山君をはじめ12人は小学生ハンドボールクラブの生田HCボンバーズ出身だ。「休日に2年生同士で遊んだり、練習以外では学年に関係なくみんな仲良し」と杉山君。同クラブのヘッドコーチで、生田中では創部当時から外部指導員に携わる関口和之さん(57)は「全国では県内の他チームの思いも背負って、臆せずチャレンジ精神と積極的なプレーで頂点を目指してほしい」とエールを送った。
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