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中原区 スポーツ

公開日:2023.06.02

橋本さんが世界王者に
極真空手 軽量級で

  • 金メダルをかけ笑顔の橋本さん

 極真会館武蔵小杉道場の橋本怜音(れい)さん(下小田中小6年)が、4月に行われた極真空手の世界大会「2023国際親善空手道選手権大会」に出場し、11歳男子軽量級で優勝。世界王者の座を手にした。

 橋本さんは昨年、全日本青少年空手道選手権大会で初優勝を飾り、秋に行われた世界大会では体重を増やして重量級に挑戦し5位に。年齢が上がると体重の上限も上がるため、今回は本来の階級に戻して出場した。

 52人が参加するなか、橋本さんはシードで出場。印象に残るのは前評判が高く、黒帯を所持する選手と対戦した準決勝。「打って相手に打たせないタイプ。振り返るとうまかったと思う」と橋本さん。相手の攻撃を受けて打ち返す得意のスタイルに持ち込み、上段回し蹴りでポイントを先取。延長の末に勝利した。「打撃力があり、前に出て倒しにいくという気迫がある。相手に合わせて適応した戦い方ができるのが強み」と指導者で父親の竜(りょう)さんも太鼓判を押す。

 週6日、自ら進んで道場に通い稽古に励む努力家だが、「楽しいから」と苦もなく微笑む。「今後は軽量級で連覇を狙い、体が成長してきたら重量級も見据えたい」と抱負を語った。

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