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公開日:2026.10.23
下田市友好の証 伊古奈桜、続々と 御霊神社裏に10本植樹
早咲きの桜として知られる「伊古奈桜」の寄贈が葉山町各所で続いている。町と御用邸つながりで、友好都市を結ぶ静岡県下田市発祥の桜で、10月13日には、長柄の御霊神社裏手にある同神社所有の土地に苗木10本が植えられた。
伊古奈桜は2024年1月に品種登録されたばかり。河津桜よりも開花時期が早く、花は4〜5cm。桜の育成者である「伊古奈桜さかせ隊 下田」の金指資行さんによると、「白っぽい部分とピンクのグラデーション」が特徴だという。木は横に伸びる性質があるため、見上げず目線の位置で鑑賞を楽しみやすい。
寄贈は今回で3度目。始まりは、葉山町に住む金指さんの知人が「葉山にも伊古奈桜を植えたい」と希望したことだった。金指さんもこの思いに賛同し、葉山のNPO法人とも意見交換を重ねながら計画を進めていった。さらに、下田市議会議長が葉山町の町制100周年記念式典の際に町議へ桜の魅力を伝えるなど、交流の後押しに尽力。その後、葉山町議による下田市の視察が行われ、友好の証として正式に苗木が託されることとなった。
こうして25年2月には阿部倉山に苗木3本が植樹され、同年10月には同山に加え旧東伏見宮葉山別邸にも寄贈されている。
開花に期待
今回新たに植樹地に選ばれたのは、約10年前から同神社の氏子会を中心とした地域住民らが家屋被害を防ぐために杉などを伐採し、整備を続けてきた場所。見通しの良い開けた土地になっていたことなどもあり、今回の植樹が実現した。
植樹式には地域住民をはじめ、両市町の議員らも参加。堆肥と水をやり、風で倒れないよう添え木をするなど、1本ずつ慎重に作業が進められた。参加した地域住民の一人は、「身近な場所で桜を見られる景色ができるのはうれしい。開花が楽しみ」と笑顔を見せていた。
植えられた苗木の中には、一足早く「狂い咲き」で花を咲かせているものも見られた。金指さんは、「来年の1月末頃から2月にかけて、ちらほらと芽吹き始めるのでは」と期待を込めて話している。
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