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中原区 人物風土記

公開日:2026.10.16

打楽器奏者として、お絵描きとコラボしたイベントの講師を務める 小川 友李江さん 井田杉山町在住 25歳

  • 小川 友李江さん (写真1)

打楽器で広げる心の風景

 ○…井田中学校の吹奏楽部で打楽器に初めて触れた。本当はフルートを希望していたが、顧問の先生の割り振りで第4希望だった打楽器の担当に。最初は悔しくて泣いたが、親身な指導を受けるうちにその奥深い魅力に開眼した。橘高校でも打楽器に打ち込み、洗足学園音楽大学へ進学。本格的にマリンバを学びながら、サークルでドラム缶から生まれた南国の楽器「スティールパン」と運命的な出合いをする。

 ○…一瞬で惹き付けられたその音色と存在感は、音楽人生を大きく変えるほどの衝撃に。クラシックからポップス、民族音楽まで幅広く網羅できる柔軟性に魅了された。今年からフリーの打楽器奏者として独立し、小中学校での芸術鑑賞会やイベントで演奏を重ねる。ステージで意識するのは「自分の感情や世界観をオープンにして共有すること」。子どもたちが見せる素直な表情が、そのまま演奏するエネルギーへと変わっていく。

 ○…講師を務める「おと絵かきタイム」は自身初となる「音と絵のコラボレーション」。スティールパンの生演奏に合わせて子どもたちが絵を描く体験型のワークショップだ。「子どもたちがどう受け止めて表現してくれるのか、今からワクワクしていますね」と笑顔を見せる。

 ○…日々の息抜きは、近くの江川せせらぎ遊歩道沿いの散歩。カルガモの姿や季節の花々に触れて心を整える。来年1月には、スティールパン発祥の地であるトリニダード・トバゴへ渡航し、現地のコンテストに参加する予定だ。「世界一癒やされる音」と評される音色と本場のノリを肌で体感し、技術と感性をさらに磨き上げる。「依頼があればどこへでも飛んでいきたい」。熱い情熱を胸に秘め、人の心の風景を音でつないでいく。

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