意見広告・議会報告
市政報告vol.113 進む未来、守る安心。川崎市の経済安全保障と自動運転バス 議会運営委員会委員長 川崎市議会議員 末永 直
前回の市政報告で防犯カメラ設置補助予算拡充について御報告しましたが、同様に3月7日の予算審査特別委員会で自動運転バスの取組等についても質問しましたので御報告いたします。
個人情報の管理は
本市では自動運転バスの実用化を目指し、令和7年度、1億8000万円の予算を計上し、高精度3D地図作成や信号と連動するシステムの設置、実証走行などを行い、国の支援も受けながら、令和9年度の「レベル4」実用化を目指しています。
一方で、中国製の車両が使われていることから、国際情勢や法律により情報漏洩リスクが指摘されています。得られた個人情報の管理について課題はないのかセキュリティ面に関して伺いました。まちづくり局長は「日本のスタートアップ企業であるティアフォー社製のシステムを導入し、本市が事業主体として、川崎鶴見臨港バス株式会社への委託契約により取組を進めている。センサーやカメラの映像等の個人情報については、川崎市委託契約約款に基づき、個人情報の取扱いに関する情報セキュリティ特記事項を遵守した上で、適切な維持管理を行っている」との答弁でした。
情報収集・共有し、経済安全保障を
また、関連して経済安全保障面での見解も伺いました。経済労働局長は「本市においては、産業基盤となる製造業や情報通信業等が集積しており、経済安全保障への配慮は必要な視点であると考える。市内に立地する先端的な研究開発を行う企業や研究機関に、どのような経済安全保障上のリスクが考えられるかについて情報収集、情報共有を図り、経済安全保障に配慮した先端的な研究開発拠点の形成などに取り組む」と答弁しました。経済安全保障が本市にとって極めて重要な観点であることが示されました。
学校業務改善の実践校を創出、全市へ
学校業務改善及び新しい学びの実現事業費について教育長、教育次長に伺ったところ、「勤務実態調査をふまえて校長会役員等と意見交換会を実施し、部活動や学校徴収金、清掃活動、時差勤務など、多岐にわたる分野での様々なアイデア出しが行われている。今後、意識改革や業務改善、授業改善を総合的に進める実践校を創出し、全市展開していく」とのことでした。
中原スポーツまつりも
中原区長にも中原スポーツまつり開催事業費について伺い、今年度はeスポーツ等も積極的に取り入れていくとのことでした。
![]() 川崎市の自動運転バス実証実験車両
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5月23日
5月16日