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公開日:2026.04.17

小杉陣屋町 名家の400年、歴史展示 旧母屋跡に新ギャラリー

  • 新ギャラリーの前に立つ原代表

    新ギャラリーの前に立つ原代表

  • 再現した旧母屋の模型

    再現した旧母屋の模型

 小杉陣屋町で400年以上にわたり地域に貢献してきた原家。ゆかりのある歴史的資料を展示した新ギャラリーが、旧母屋跡の原マネージメント(小杉陣屋町1の15の20)のオフィス玄関横に完成した。代表の原正人さんは「小杉の街並みが急速に変化する中、次世代の人たちに記憶を継承していきたい」と思いを込める。

 ギャラリーに展示されているのは、昔ながらの手法や現代の技術で再現したものなど6点。その一つが原家に伝わる鬼瓦で、屋号の「石橋」の「イ」の字をかたどっている。この屋号は、江戸時代に多摩川の氾濫のたびに流されていた橋を、原家が石橋へと架け替えたことに由来する。

 川崎市の重要歴史記念物で現在は市立日本民家園に移築された原家旧母屋は、ドローンによる3Dスキャン計測でデータ化し、図面が存在しない中で完成させたブロンズ製の精密模型として再現。原家12代目当主でもある原さんが30歳まで暮らした昭和の情景を再現したジオラマも見どころの一つ。新春のはしご乗りや獅子舞、近隣住民と仕込む梅酒の風景など、かつての暮らしが生き生きと描写されている。

 江戸時代から続く地域の歴史も視覚化。江戸期に流行した「立版古(たてばんこ)」という技法を用いた歴史年表や、小杉御殿、乗合馬車などを描いた美術陶板の「小杉今昔絵図」が、色あせることのない鮮やかな色彩で後世へ物語を伝える。

 生まれ育った旧母屋が日本民家園で憩いの場になり、現在の敷地も地域の人々が交流する場であり続けるようにしたいと、原さんは今回のリニューアルに対し強い決意を抱く。「小杉の歩みを後世に受け継ぎ、地域の暮らしを豊かに彩る場になってほしい」と郷土への深い愛を込める。

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