平間地区で計画中の、プラスチック資源回収の実証実験に関する会議が7月4日、さわやか信用金庫平間支店で行われた。取り組みの中心を担う、(株)アールプラスジャパン(RPJ)が進行を務め、平間小学校、川崎工科高校、商店街や町内会の代表者などが参加し、今年10月から11月にかけて実施する方向で確認した。
RPJは、「貴重な資源であるプラスチックが永遠に循環しつづける社会をつくりたい」との思いを持った企業が集まってつくられた会社で、サントリーなど48社が出資している。米国で開発中の「ケミカルリサイクル」という技術を導入し、使用済みのプラスチックを再資源化する工場を国内で2030年代に設立する予定だ。
社会実装に向け、同社は原材料の安定供給・コストを担保する観点から、市外の小学校や小売店舗などで、プラスチック回収の実証実験を行ってきた。そうした中で、積極的にSDGsに取り組む平間小学校に協力を依頼し、同地区でも実証実験を行うことが決まった。
今回の実証実験は、家庭にある製品プラスチックを同校や商店街・町内会で回収し、検査場で3種類の素材に分け、協力企業の工場で再資源化するというもの。回収品は、弁当容器などのプラごみではなく、より資源循環しやすいPP(ポリプロピレン)でできた、タッパーやストローなどの製品のみ。この実証実験で、どのような状態・量で集まるかなどを検証する。参加者からは、「何が回収の対象になるのか、具体的に示してほしい」という意見や「市の回収と何が違うのか」といった声があがった。
今後は、回収容器の設置方法や具体的な日程を検討していくとし、10月からの2カ月間で実施予定だ。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|


